逆流性食道炎の症状

逆流性食道炎の症状の最も典型的なのは、胸やけです。

みぞおちから少し上のあたりからのどの下まで、ひりひり、むかむかした違和感が慢性的にあって、嫌な気分です。
胃液が逆流して、食道の粘膜が焼けているのだからしかたがありません。

その他には、胸に棒が入ったような感じ。
これも、食道が焼けている違和感を表現したものです。

敏感な人は、液体のようなものが食道に流れてくるのを感じるようです。
しかし、これはまだ、症状が軽い方です。胃液が食道に逆流して、粘膜がおかされると、そのような繊細な感覚は感じることができないはずです。重い症状が、胸やけや、棒が入ったような感じになるのでしょう。

その他には、しゃっくりが止まらないという人もいます。
食事をするたびにしゃっくりが出て、うっとうしいのです。
しゃっくりぐらいは、たいしたことがないとお思いでしょうが、逆流性食道炎の症状となると話は別です。
しゃっくりが出るというのは、横隔膜がけいれんを起こしているのです。逆流性食道炎によって、炎症部分が横隔膜を司る神経を刺激してしゃっくりが起きている可能性があります。食道だけがおかされるのであればいいのですが、他の器官にまで刺激が伝わり、異常な反応を引き起こしていると言うことは、ゆゆしき自体です。

いずれにせよ、これらの症状が出たときは、軽く見ないで早めに医者の診察を受けた方がよろしかろうと思います。逆流性食道炎によって荒らされた粘膜がガン化する可能性もあるからです。また、食道ガンは痛みもないそうなので、逆流性食道炎ではなく、そちらの可能性もありますから。

胃カメラによって、異常部位を直接見ることができれば、簡単にわかりますから、その上で、治療の方法を決めればよろしいかと思います。

ただし、お医者での治療はたいてい対症療法です。根本的な改善法を試してみたい人は、福辻鋭記先生の逆流性食道炎改善法を試してみると良いかもしれません。

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